学校日記

6月25日(月)集会にて

公開日
2007/06/25
更新日
2007/06/25

学校長の言葉

 6月25日(月)久しぶりの全校集会を行いました。まず、先日のバドミントン市民大会ダブルス第2位の表彰を行いました。引き続いての学校長の講話は、次の通りです。 
              
 期末テストも終わり、少しだらけているような人もいますね。1学期もあと1ヶ月を切りました。しっかりと締めくくってください。
 今日からボランティア部の人が活動を開始してくれました。今日は、自主的に学校をきれいにすると言う大切な活動をしてくれました。ご苦労様でした、頑張ってください。
 さて、最近、学校内を見回りながら気になったことがありました。1号館から3号館への通路の途中、上を見上げると額縁に入った「生徒会宣言」が貼ってあります。皆さん見たことがありますか。見た人はどう思いました。私は、その「生徒会宣言」に書かれている日付の昭和47年5月12日を見て、どうしてそんなに古い宣言がいつまでも貼ってあるのか疑問に思いました。そこで、調べてみました。記念誌を見たり、当時、東中生徒だった先生に聞いたりして少しずつ疑問が解決されてきました。さらには、正門を入ると正面に石碑があり、同じ昭和47年5月12日という日付が書かれた「安全宣言」としてほぼ同じ内容の文が書かれてあります。3つの文が書かれてあります。
 1、クラブのルールを守り 安全なクラブ活動を行います。
 1、交通のルールを守り 交通安全に努めます。
 1、学校のルールを守り 健康・安全な学校生活に努めます。
 昭和47年5月12日に安全宣言を生徒会がおこなったのには大きな意味があったのです。その2日前、昭和47年5月10日に事故が起きたのです。授業後、柔道部の練習で1年生の部員が意識を失い、救急車で病院へ運ばれました。病院での長時間に及ぶ手術だったそうですが、「助かってほしい」という皆の願いもかなわず翌11日の未明に息をひきとったのです。
 そんな悲しい出来事があって、当時の東部中学校生徒会が二度とこのような事故が起きないようにと安全宣言をしたのです。石碑は、その裏側を見ると寄贈されたのが亡くなった部員のお父さんだと記してありました。お父さんをはじめ家族の方は本当に悲しい思いをされたのでしょう。同じ思いを他の親御さんには味わってほしくないとの思いがその石碑から伝わってきます。
 さて、夏の大会まで1ヶ月をきりましたから、かなり熱が入ってきますね。こんなときには、勝ちたい気持ちが強くなり、どうしても安全に配慮しなかったり、無理をしたりして事故や病気になりやすいものです。昭和47年から、すでに35年もたっているのですが、もう2度とこのような事故は起こさないぞと誓った生徒会の「安全宣言」を皆さんには受け継いでいただきたい。一人ひとりがかけがえのない命を大切にし、楽しい中学校生活をおくりましょう。

配布文書

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