YANAレポート 第８号
- 公開日
- 2007/12/18
- 更新日
- 2007/12/18
yanaレポート
アフリカ・マラウィの梁先生から、第８号が届きました。
マラウィは、南半球なので、今は夏。すっかり雨季に入り、だいたい毎日、１〜２時間雨が降るそうです。時には、すごい雨のときもあって、そんなときは、イヤホンで音楽を聴いていても雨の音がうるさく感じられるときもあるそうです。
＜YANAレポート 第７号 ２００７．１２．１７＞
みなさん、お元気ですか？日本もすっかり寒くなったのではないでしょうか。マラウイは雨季になり、ほぼ毎日、雨が降っていて洗濯物が乾かなくて困ります。
今回はマラウイの「チテンジ」というものを紹介しましょう。「チテンジ」とは日本でいうところの風呂敷のような布です。日本の風呂敷と同じようにいろいろな模様があり、カラフルでとてもキレイな布です。そのチテンジをどのように使うかと言うと、女性が腰に巻いたり、その布でドレスを作ったりしています。町にはテーラーさんがお店の軒先にいて、チテンジを持っていって注文すれば、ドレスやシャツ、ズボンなどを作ってくれます。チテンジドレスはマラウイの女性の伝統的な服装となります。
また、マラウィアンは物を運ぶときに頭に荷物をのせて運んでいきます。その時、頭が痛くないようにと、荷物の土台としてチテンジを使います。前回のレポートでも紹介したように、学校には机や椅子がないので、生徒たちは床に座るときにチテンジをひいて、その上に座るというような使い方もしています。
面白い使い方としては、マラウイのお母さんはチテンジで赤ちゃんを体に縛って背負います。赤ちゃんをチテンジで包んで背負い、布の両端をお母さんの身体の前で結ぶと赤ちゃんを背負うことができます。
その他にもテーラーさんに依頼してカバンに加工してもらうこともできますし、買ったものを包むのに使ったりしています。ちなみに、僕は自宅のカーテンとして使っています。このようにマラウイの人はチテンジはなくてはならない布として使っています。
では、みなさん、風邪などに気をつけて、3年生は受験などに向けて頑張って、よいお年を。
