YANAレポート 第6号
- 公開日
- 2007/10/06
- 更新日
- 2007/10/06
yanaレポート
アフリカ・マラウィの梁先生から、第6号が届きました。5日に卒業式があったそうです。日本のものと違って、音楽をガンガンにかけて騒がしい式で、歌って、踊って…。アフリカンらしい式でだったそうです。
なお、梁先生への質問を募集しています。学校(tobu-j@kasugai.ed.jp)まで、メールで送ってください。
<YANAレポート 第6号 2007.10.5>
東部中学校みなさん、お元気ですか?体育大会はどうでしたか?
僕が学校に赴任してから約2ヶ月がたちました。今回は僕が先生をしている「チテゼCDSS」を紹介しましょう。
日本の学校は、小学校が6年、中学校が3年、高校が3年ですよね。マラウイではPrimary school(小学校)が8年、Secondary School(中高学校)が4年です。Secondary Schoolとは中高学校のことで、日本の中学3年生~高校3年生にあたります。マラウイに義務教育はありませんが、Primary Schoolは無料で通うことができます。しかし、Secondary Schoolは授業料を払う必要があります。
「チテゼCDSS」の「CDSS」とは、「Community Day Secondary School」の略です。マラウイにはSecondary Schoolが簡単に分けて2種類あります。1つはSecondary School(SS)。1つはCDSS。SSとCDSSはどちらも国の作った学校ですが、1995年に小学校が無料になり、生徒の増えたために作られた学校がCDSSです。CDSSはSSに比べると、学校の施設など劣っています。僕が勤めているのが「チテゼCDSS」です。
校舎はとても綺麗といえる様子ではありません。多くのガラスが割れています。壁に落書きがあちらこちらに書かれています。黒板も日本の良いものとは違います。木の板を黒く塗っただけのものなので、磁石がくっつくことはありません。昔に書かれていたものが消えずにうっすら残っていたり、黒板の木が削れて書きにくくなっていたりします。
この学校で教えられている教科は、チェワ語、英語、物理化学、生物、農業、聖書、数学、社会科、歴史、地理、家庭科、ライフスキルです。先生は校長先生、教頭先生、僕とあと8人の先生がいます。
1時間目は朝の7時20分から始まります。1つの授業は40分授業です。日本は授業が終わると10分くらい、休み時間がありますよね。マラウイの学校では、授業が終わるとすぐに次の授業が始まります。つまり、休み時間なし。5時間目の後にだけ20分間の休み時間があります。そして、9時間目まであります。9時間目は13時40分に終わります。学校が終わると、生徒は一度家に帰り、昼食を食べてから、15時ごろ学校に戻ってきて自習をしています。学校には電気があるので、暗くなってから学校に勉強しに来る子もいます。
おもしろいのは、授業が始まるとき(終わるとき)のチャイム。日本では自動的にチャイムがなるようになっていますが、マラウイではチャイムというか「鐘」。そう、当番の生徒が時間になったら鐘を「カーン、カーン」と鳴らすのです。
さて、今回はここまで。次回もチテゼCDSSのことについてレポートしたいと思います。